新聞配達やってみた

50才が挑む新聞配達日記です。

ご安全に。

久しぶりに書いています。

私は新聞配達の仕事をやめて半年が過ぎています。

 

先日、本業の仕事が終わったのが午前2時でした。

この時間に車に乗ってるのは久しぶりです。

 

ふと一台のカブが目にとまりました。

 

「あ!」

 

あのヘルメットと荷箱とカバー!

「Hさんだ!」

青信号で年輩のHさんがゆるゆると加速していく。

時間的に新聞販売店に出勤途中なのでしょう。

Hさんは最年長でありながら一番部数を配る方で、私は仕事のいろはを教えて頂きました。

 

この時間の風景、季節感、あぁ懐かしい。。

 

毎日、出勤時には夜空を見上げて正座の位置を見てたなぁ。。

 

辞めて半年も経つとずいぶん昔の事の様に思えます。

 

雨が降らないこと、全国の新聞配達員の方の安全を改めて祈った夜でした。

 

皆さま、ご安全に「朝」を届けてくださいませ。

 


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画像はベンリィ、また乗りたいな。。

 

 

 

 

 

 

最愛の母との別れ。

こんにちは。

久しぶりに書いてみます。

 

全国の新聞配達員の皆さま、いよいよ寒さが厳しくなってきましたがいかがお過ごしでしょうか?

 

 

9月25日の配達で新聞配達員をやめた私ですが、配達をやめたのは母の体調が悪化した為でした。

 

 

 

母は10月17日、私と私の兄に看取られ永眠しました。

 

約2年前の発見時、ステージ4だった母は抗がん剤治療に向き合い、頭髪が無くなっても明るく振る舞っていました。

長い抗がん剤治療の果てにドクターから【寛解】のお墨付きを頂き、がんに打ち勝ちました。

 

しかし、喜びも半年あまり、母はがんを再発。

母は突然ボケた様になり私は驚きました。

入院して解った事は脳にがん細胞が転移していた事でした。

寛解したはずでは?!気が遠くなりかけましたが、この時に私と兄は腹をくくりました、

抗がん剤治療を行いましたが2クールで効果が見られず

母の体力を考え治療はストップ。

この時母はずっと寝ている状態でして、呼び掛けてもほぼ無反応でした。

 

病院からの着信に怯えていましたが、ついにその時が来ました。

 

 

私と兄は二日間つきっきりで少しづつ呼吸が弱っていく母を看ました。血圧が徐々に下がっていき、足が。。手が。。冷たくなり、最後には全く苦しむこと無く眠りながら旅立ちました。。

 

 

そして四十九日法要も終わり、少しばかり落ち着きました。。

今はただ母が安らかに眠る事を祈るばかりです。

 

 

親が居る方は少しの時間でも良いから会うとか、電話だけでもして欲しいと思います。

 

当たり前の日常は実は【毎日が奇跡の連続】なのですから。。

 

 

 

 

 

最後の新聞配達 お疲れさまでした。

2022年9月25日

天気 晴れ

外気温18度

 

最後の配達です。

早めに出勤して販売所の店長、同僚に挨拶をします。

 

部数を確認して積込み配達開始。

「もうこのお宅に来ることもなくなるのか。。」

なんか寂しくもあり、

一軒一軒丁寧に入れていきます。

 


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この位の気温が一番ベンリィが走るなぁ。絶好調。

 

2年とちょっとか。。

母親の病が見つかってから始めた「願掛けの新聞配達」

。暑い日も寒い日も、台風の中も配り続けました。

年間の休みはたったの12日。 

 

ふふ。良くやったなぁ。

 

2年間の勤務でまさかの寝坊1回、ぎっくり腰で欠勤数日がありました。

 

。。。

 

色々と思いだしながら配達します。

 

最後のお宅に新聞を届け配達完了。

 


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販売所に帰り降車して無事に終えた事に感謝です。

これまで応援してくれた妻にも感謝です。



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相棒のベンリィにも感謝。

これからは闘病中の母に寄り沿っていたいと思います。。

 

このブログを見てくれた方、ありがとうございました。

 

私はあがりますが全国の新聞配達員の安全を祈っています。

 

「雨にも負けず、風にも負けず。。」

 

強く明るく生きていきましょう!

「お疲れさまでした!」

 

 

 

おわり。

 

 

 

 

台風配達!生き残れ。

2022年9月19日

外気温26度

天気 台風!

 

退職間近の試練か?

 

台風14号の影響で外は大荒れです。

「超大雨装備」で配達スタート。

 

道路はゴミ、折れた街路樹が散乱し、大雨と風で視界も最悪。

本当に身の危険を感じ、絶対無事に帰る!と気合を入れます。

 

途中なんと、降車中に100㎏を超える車重のベンリィが風で右側に倒れるハプニング。

土砂降り、強風の中必死で起こす。ブレーキレバーがグニャリと曲がってしまいました。新聞はゴミ袋に守られて助かりました。

まだ前半なのに大きくテンションダウン・・・

 

雨より風が本当に怖い。

 

突風で進路が1mほど振られたりするので用水路の近くは通らないようにします。

開けた道では風の影響を受けない様に、メーターに顔が付く位、体を丸めて風を避けます。

風が強すぎてバイクから降りることもできず、しばらく両足でバイクを支えるなんてことも数回ありました。

 

後半、全ての衣類が水分を含んで体が重い。ベンリィが死ぬほど遅く感じます。

 

必死の思いでついに最後の一軒を配る。

 

「まだ安心はできない、帰宅するまで警戒。」

 

ずぶ濡れで車に乗る「シート掃除しなきゃなぁ・・」

 

無事帰宅。妻は心配して起きていました。

 

熱いシャワーを浴びて、ビールを飲んで就寝。

 

「とにかく無事で良かった・・・・俺グッジョブ!」

 

全国の新聞配達員の皆様、大丈夫でしたでしょうか?

 

配達員退職まであと少し。引き締めていきます。

 

 

 

まだ配っています。

2022年9月15日

天気 晴れ

外気温24.5度

 

久しぶりに書いてみます。

 

私はまだ配達を続けております。

 

母は入院しているものの頑張ってくれています。

兄が洗濯し衣類を届けています。

病院はコロナ対策で面会謝絶状態です。

 

 

そんな中、WHOから衝撃のニュースが。

WHO、コロナ「終わり」視野に 8週連続で日本が感染最多 (msn.com)

 

「コロナの終わりが視野に入ってきた」だと・・・・

やはり私の予測どおりです。

 

ある日突然「コロナはもういない」宣言がなされあとはしらん顔

みなさん普通の生活に戻りましょうね。....と。

 

壮大な茶番劇ですね。儲ける為に仕組まれたウィルス劇場。

多くの方の人生を狂わし一部の人間が大儲けをする。

 

私は何も信じられないですね。

 

ただ、自分が強くなることだと思います。

 

 

新聞配達は今月末には上がる事になる予定です。

 

 

 

 

母ちゃんがんばれ!

手紙~親愛なる子供たちへ~

年老いた私が、ある日 今までの私と違っていたとしても

どうかそのままの私のことを理解して欲しい

私が服の上に食べ物をこぼしても 靴紐を結び忘れても

あなたに色んなことを教えたように 見守って欲しい

 

あなたと話すとき、同じ話を何度も何度も繰り返しても

その結末を どうかさえぎらずにうなずいて欲しい

あなたにせがまれて 繰り返し読んだ絵本の あたたかな結末は

いつも同じで 私の心を平和にしてくれた

 

悲しい事ではないんだ 消え去ってゆくように見える私の心へと

励ましのまなざしを向けて欲しい

 

楽しいひと時に 私が思わず下着を濡らしてしまったり

お風呂に入るのを嫌がる時には 思い出して欲しい

あなたを追い回し 何度も着替えさせたり 様々な理由をつけて

嫌がるあなたとお風呂に入った 懐かしい日のことを

悲しい事ではないんだ 旅立ちの前の準備をしている私に

祝福の祈りを捧げて欲しい

 

いずれ歯も弱まり 飲み込む事さえ出来なくなるかも知れない

足も衰えて立ち上がる事すら出来なくなったら

あなたが か弱い足で立ち上がろうと 私に助けを求めたように

よろめく私に どうかあなたの手を握らせて欲しい

 

私の姿を見て悲しんだり 自分が無力だと思わないで欲しい

あなたを抱きしめる力がないのを知るのはつらい事だけど

私を理解して支えてくれる 心だけを持っていて欲しい

 

きっとそれだけで それだけで 私には勇気がわいてくるのです。

あなたの人生の始まりに私がしっかり付き添ったように

私の人生の終わりに少しだけ付き添って欲しい

 

あなたが生まれてくれたことで 私が受けた多くの喜びと

あなたに対する変わらぬ愛を持って 笑顔で答えたい

私の子供たちへ

愛する子供たちへ

 

 

 

母ちゃんがんばれ・・・